玄関を開けた瞬間、「ごはんまだ〜?」の声。この声がプレッシャーなんですよね、わかります。
うちも去年の3月末がひどかった。年度末の仕事で頭はぐるぐる、子どもは来月から小学生でランドセルの準備もまだ途中、冷蔵庫を開けたら賞味期限ギリのもやしと卵だけ。あの日は結局パスタ一品で終わらせて、「ごめんね」って心の中で何度思ったことか。
でも実は、料理を早くするのって「手際が良い」とか「料理が得意」とか関係なくて、段取りの組み方だけなんです。
これ、給食センターで働いてたときに骨の髄まで叩き込まれた考え方なんですけど、300人分の昼飯を2時間で作れるのも、段取りがあるから。家庭の3〜4人分なら、その論理を使えば20分は現実的に出せます。
時短のカギは「同時進行」の段取りにあった
夕飯が遅くなる理由の8割は、「一品ずつ順番に作ってる」から。
例えば、みそ汁→メイン→副菜の順に作ると、みそ汁に10分、メインに15分、副菜に8分で合計33分。でも同時進行に組み替えると、全部で18〜20分に収まります。
帰宅したらまず最初の90秒でやること:
- 米が炊けてなければ炊飯器スタート(前日夜にタイマーセットが最強だけど)
- 鍋に水を入れて火にかける(みそ汁用)
- 冷凍食品やゆで野菜をレンジにセット
この「火と熱を起こす作業を全部先に」が鉄則です。加熱中に他の下ごしらえができるから、実質の手を動かす時間は10分以下になる。
帰宅後20分で3品出せる、実際の夕飯ルーティン
うちでもやってみたんだけど、木曜の帰宅後に試した組み合わせがこれ:
| 品 | 内容 | 方法 |
|---|---|---|
| メイン | 豚こまの塩炒め | フライパン7分 |
| 副菜 | もやしナムル | レンジ3分+和えるだけ |
| 汁物 | 豆腐とわかめのみそ汁 | 沸かして3分 |
トータルの火を使った時間は約12分。その間に洗い物の下準備とお皿並べができて、子どもが宿題から顔を上げる前に食卓に並んでました。
ポイントは「副菜をレンジ任せにする」こと。もやしナムルはレンジ600W・3分→ごま油・醤油・塩で和えるだけ。小松菜のお浸しも同じ方法で作れます。「副菜=コンロ」という思い込みを外すだけで、同時進行の組み合わせが一気に増えます。
段取り思考を週の前半に仕込む
忙しい年度末にやりがちな失敗が、「その日の気分で献立を決める」こと。帰宅後に「何作ろう」と考え始めると、それだけで5分使います。
うちでやってるのは、月曜の朝に週3日分だけ献立を決めておくこと。全部決めなくていい。「月・水・木は決めてある、あとはなんとかなる」くらいのゆるさでOKです。
買い物もまとめて週2回(日曜と水曜)にすると、「足りない食材を探す」無駄時間がゼロになります。これだけで一週間の夕飯にかかる合計時間が体感で30分近く短縮されました。
年度末は「完璧な夕飯」じゃなくていい
給食センターで学んだもう一つのことは、「毎日100点を狙わない」こと。給食も、栄養バランスが整っていて子どもたちに食べてもらえれば合格、見た目の華やかさは関係ない。
家の夕飯も同じで、3月末〜4月は「みんな食べた、今日も乗り切った」でじゅうぶんです。段取りを組んで20分で出せたなら、それは立派な時短の成功体験。その積み重ねが来月、再来月の余裕につながっていきます。
「帰宅後20分」を目標に、まず明日の献立だけ今夜決めてみてください。それだけで明日の自分がちょっと楽になります。


コメント