新学期前の作り置きルーティン|週末2時間で5日分の段取り術

週末の作り置きおかずを入れた保存容器の並び 料理
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入学式の翌日、朝6時に目が覚めた瞬間、胃がギュッとした。

お弁当。そうだ、今日からお弁当がいるんだった——。

うちの子が小学校に入ったのは3年前のこと。妻と二人で「まあなんとかなるでしょ」って軽く考えてたんだけど、最初の1週間は正直ボロボロだった。冷凍食品のフル活用、コンビニのおにぎり、前日の残り物をそのまま突っ込む弁当箱…。子どもに「これ昨日も食べた」って言われた時は、さすがに凹んだ。

転機になったのは、給食センターで鍛えた「大量仕込みの段取り術」を家庭向けにアレンジしてみたこと。何百人分もの食事を毎日決まった時間に出す現場で身についた「逆算の段取り」が、週末の作り置きにそのまま使えたんだ。

週末2時間の作り置き、3つのフェーズで完成させる

ポイントは「同時進行しようとしない」こと。あれもこれもと並行させると、10分後には「どれが先だっけ」ってパニックになる。加熱順に沿ってフェーズを分けるのが鉄則。

フェーズ1:最初の30分は下ごしらえ一択(9:00〜9:30)

野菜を全部切ってしまう。ブロッコリー1株、にんじん2本、ほうれん草1袋、それとゆで卵6個の仕込み。切りながら同時に鍋をふたつ火にかけておく。

  • 大鍋:湯を沸かして、ブロッコリー→ほうれん草→卵の順に茹でる(鍋を洗わずそのまま使い回し)
  • 中鍋:だし汁でにんじんと大根を煮る(後で味付け違いに使い回せる)

「切り終わってから火を入れる」方式だと1時間以上かかる。切りながら加熱、これだけで30分以上の短縮になる。

フェーズ2:中盤40分でメインおかずを仕上げる(9:30〜10:10)

煮物が火にかかっている間に、フライパン仕事に集中する。

  • 鶏そぼろ(醤油・砂糖・生姜):冷凍できてご飯にもお弁当にも万能。500gで約5食分
  • 鶏むね肉の塩麹焼き:前夜に塩麹10gを揉み込んでおくと、中火8分でびっくりするくらい柔らかくなる
  • 卵焼き2本:1本は醤油だし風味、もう1本は塩コショウとチーズ入りで変化をつける

火加減は基本「弱火〜中火」。強火で急ぐと水分が飛んで固くなる。給食現場でも「焦らず中火」は基本中の基本だった。

フェーズ3:残り50分は冷まして詰めて収納(10:10〜11:00)

熱いまま容器に入れると結露して傷む原因になる。うちのルールは「まな板の上に広げて10分冷ます→容器に移す」。

冷蔵用と冷凍用で最初から容器を分けておくと、この工程がスムーズ。100円ショップのスタッキングできる保存容器が大活躍している。

月〜金の実際の使い方(例)

曜日 メインおかず サブ
鶏むね塩麹焼き ほうれん草ごまあえ
鶏そぼろご飯 ブロッコリー塩茹で
大根とにんじんの煮物 卵焼き(だし風味)
冷凍そぼろ解凍 ゆで卵・チーズ卵焼き
残り物整理デー 何でも可

3月中に一度リハーサルをやっておく価値がある

3年続けてみてわかったのは、作り置きは「量より段取り」だということ。週末2時間でやりきるには「何を何番目に火にかけるか」という順番設計がほぼすべてを決める。

4月に入ってから慌てるより、3月中に一度このルーティンをお試しあれ。最初はレシピ通りじゃなくていい。「週末に野菜を切って、茹でて、炒める」の3工程を習慣化するだけで、月曜の朝の気持ちがまるで変わる。

入学式の翌朝、「今日のお弁当なに?」って子どもに聞かれて「鶏そぼろだよ」って笑顔で答えられたとき、ちょっと給食センター時代の自分に感謝したくなった。

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