週末2時間で5日分!作り置きを完成させる火水調味料別ルール

Multiple containers of prepared meals with rice and vegetables for easy meal management. 料理
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子供が生まれた直後の3ヶ月間、うちの夕食はほぼ壊滅状態だった。

帰宅が19時、子供をあやしながら食材を切って、気づいたら20時。食べ終わったら21時で、寝かしつけに30分。気力も残ってないのに翌朝また繰り返す。妻と「今日何食べたっけ?」って聞き合うのが日課になってた。

そこで試したのが「週末の作り置き」なんだけど、最初は全然うまくいかなかった。3時間かけて冷蔵庫に4品並べて、「これ何日分?」って感じ。やっぱり自分には無理かと思いかけたとき、給食センターで身につけた段取り思考を料理に応用したら、一気に変わった。

今は週末の2時間で、5日分のメインおかずと副菜がほぼ揃う。完璧じゃないし、冷凍頼みの日もある。でも「今日何食べよ」の悩みがほぼゼロになったのは確かだ。

「2時間で5日分」を可能にする、段取りの根本発想

給食センターで働いていたとき、600人分の昼食を3人で2時間以内に仕上げる現場にいた。そこで叩き込まれたのが「調理手法ごとにまとめて動く」という原則だ。

家庭料理でよくやる失敗は「1品ずつ完成させる」こと。鍋で煮物を作りながらフライパンで炒め物もして、同時に下茹でもして……これ、一番効率が悪い。

段取りのコツは単純で、同じ調理手法の作業をまとめて処理すること。鍋を出した時間を最大活用する、コンロの熱を無駄にしない、洗い物を減らす。これだけで体感の作業量が半分以下になる。

まず「火・水・調味料」の3グループに仕分ける

週末に作るおかずを決めたら、最初にやることはレシピを見ることじゃない。5品を「どの調理法で作るか」で3つに仕分けることだ。

火グループ:炒める・焼く・揚げる

フライパンや鍋で「油と高温」を使う調理法。豚の生姜焼き、鶏むね肉のソテー、ひき肉そぼろ、厚揚げ炒め、ピーマンと牛肉の炒めものなど。火グループは連続して仕上げられるのが強みで、1品焼いたらすぐ次を投入できる。洗わずそのまま使えることも多い。

水グループ:煮る・蒸す・茹でる

鍋やせいろで「水分と時間」を使う調理法。肉じゃが、ひじきの煮物、ほうれん草の下茹で、蒸し鶏、だし巻き用のブロッコリーなど。水グループは放置できる時間が長いのがメリット。火にかけている間に別の作業ができる。

調味料グループ:漬ける・和える・マリネ

加熱不要で、混ぜて時間を置くだけの調理法。きゅうりの浅漬け、キャロットラペ、鶏むねの塩麹漬け(翌日焼く用)、ほうれん草の胡麻和えなど。調味料グループは最後でいい。むしろ他が終わってから仕上げると、保存容器に移すタイミングが揃って効率がいい。

実際の2時間タイムライン

うちでは日曜の午前中、子供の昼寝に合わせて始める。以下は実際にやっている流れで、慣れれば誤差5分以内に収まるようになった。

0〜15分:材料仕分けと仕込み

冷蔵庫と買ってきた食材を全部テーブルに出して、火・水・調味料グループに並べる。まず鍋に水を張ってコンロにかける(水グループ用)。その間に野菜をまとめて切る。ポイントは「同じ野菜は一気に切ってしまう」こと。にんじんが3品に使われるなら、全部この段階で千切り・乱切り・薄切りを終わらせる。

15〜60分:水グループから攻める

煮物や蒸しものをまず全部コンロに乗せる。うちでは2口コンロを使い、1口で煮物、もう1口で下茹でを同時進行。鍋の中が安定したら手は空く。この「手が空く45分間」が勝負で、調味料グループの材料を混ぜておいたり、翌週のメニューを決めたりする。火を落とすタイミングだけ忘れず確認すること。

60〜105分:火グループをまとめて処理

水グループが終わったら鍋を横にどけて、フライパンタイムに切り替える。ひき肉そぼろ→鶏ソテー→豚生姜焼き、という順で一気に仕上げる。洗わずキッチンペーパーで軽く拭いてすぐ次を投入する。1品あたり10〜15分で3品できるのが目安。フライパンの油を活用するので、油も最小限で済む。

105〜120分:仕上げ・和え物・保存

最後の15分は調味料グループと保存作業。胡麻和えを仕上げて、浅漬けに調味料を絡めて、容器に詰める。このタイミングで全品が出揃うように逆算するのがコツ。保存容器はあらかじめテーブルに並べておくと、詰める作業がスムーズに終わる。

うちの「週5日を乗り切る黄金5品セット」

毎週まったく違う5品を作ると頭が疲れる。だからうちでは「水グループ2品+火グループ2品+調味料グループ1品」を基本セットにしている。

水グループ(2品):季節の煮物1品(肉じゃが、かぼちゃの煮付け、ひじきなど)+タンパク質の下処理1品(蒸し鶏、ゆで豚、茹で卵など)

火グループ(2品):メインのたんぱく質1品(生姜焼き、鶏の照り焼きなど)+野菜おかず1品(きんぴら、ひき肉そぼろなど)

調味料グループ(1品):即席漬物か和え物1品。副菜のバリエーションを持たせる。

この構成なら月曜〜金曜の主食に困らない。蒸し鶏はサラダにも丼にもラーメンのトッピングにもなるし、煮物は翌日煮込みうどんに化ける。「そのまま食べる」だけじゃなく、アレンジできる品を1〜2品仕込んでおくのがポイントだ。

最初の週末にやった3つのミス

正直に言うと、最初の作り置きチャレンジは途中でパンクした。今思えば原因は明確で、同じ失敗を繰り返さないために書いておく。

ミス1:品数を欲張りすぎた。7品作ろうとして120分じゃ終わらなかった。最初は4〜5品に絞ること。慣れてから品数を増やす。

ミス2:仕込みをレシピ通りに測りながらやった。「にんじんは5mm幅に切る」とレシピに書いてあっても、3品で使うにんじんをいちいち測っていたら時間が倍かかる。煮物に使う程度なら多少の誤差は味に出ないので、細かい分量は気にしすぎないこと。

ミス3:保存容器を出さずに始めた。全品完成したのに容器が見つからなくて10分ロスした。容器は最初に全部テーブルに並べておくのが鉄則。

作り置きをさらに効率化する小技

2時間の作り置きに慣れてきたら、さらに時間を短縮できるテクがある。

タイマーを信頼して手を止めない。煮物を火にかけたら15分タイマーをセットする。「そろそろかな」で確認に行くより、タイマーを信頼して別作業に集中できる。この習慣だけで1回あたり8〜10分変わる。

ひき肉は週の序盤に使う品に回す。ひき肉そぼろは火を通して冷蔵すれば4〜5日持つが、傷みやすい素材でもある。月曜・火曜に使う品に充てて、週後半は傷みにくい煮物や漬物を残すようにする。

「あと1品」の即席副菜を覚えておく。木曜あたりに作り置きが尽きてくる。そのとき3分で作れる副菜を1〜2種類覚えておくと助かる。うちの定番は「豆腐とネギのナムル(ごま油と塩で和えるだけ)」と「きゅうりとツナの酢の物(90秒で完成)」。

まとめ

週末2時間で5日分を完成させるポイントをまとめると、

  • 作るおかずを「火・水・調味料」の3グループに仕分ける
  • 水グループから先に火にかけて、その間に別の作業を進める
  • 火グループはフライパンを変えずに連続処理する
  • 品数は4〜5品に絞る(欲張りすぎない)
  • 保存容器は最初から出しておく
  • 「そのまま食べる品」と「アレンジできる品」を意識して選ぶ

最初は2時間で終わらなくても気にしなくていい。段取りのリズムが身につけば、3週目あたりから体感が変わってくる。うちでもやってみたんだけど、今は妻から「日曜の2時間、なんか楽しそうにやってるよね」って言われるくらいには余裕が出てきた。

平日の夕食を「こなすもの」から「楽なもの」に変えるのは、週末のたった2時間の使い方次第だ。

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