「ピアノの発表会、明日だったの?!」
先月、仲良しの友人からLINEでそのメッセージが飛んできました。子ども2人の習い事が4つずつになった40代のベテランお母さんが、発表会の前日にようやく気づいたというパニックエピソードです。それを聞いてわたし(元ITカスタマーサポートのミズキ)は思わず言ってしまいました。「それ、まだ紙のスケジュール帳でやってるんですか?」
習い事が2つのときはなんとかなります。でも3つ、4つを超えてくると、頭の中だけでは絶対に追いつかない。ましてやパートナーや祖父母と情報共有が必要になると、もはや「メモ」や「写真を撮って送る」では限界です。
今回は、わたしが実際に使って「これだけでいい」と確信した、Googleカレンダーの家族共有+リマインダー二重設定について、設定の手順から運用のコツまで全部お伝えします。
Googleカレンダー共有は「5分で終わる」設定です
まず大前提として、GoogleカレンダーはスマホにすでにGoogleアカウントが入っていれば追加費用ゼロで使えます。「有料アプリのほうが機能いいんじゃ?」と思いがちですが、家族のスケジュール管理という用途においては、Googleカレンダーで9割以上の悩みは解決します。
ステップ1:「家族用」カレンダーを新しく作る
まず、既存の個人カレンダーとは別に「家族」専用のカレンダーを作ります。これをやっておかないと、仕事の予定と子どもの習い事が混在して地獄を見ます(経験談)。
Googleカレンダーのアプリを開いて、左上のメニュー→「新しいカレンダーを作成」→名前を「家族」や「習い事」などにつけて保存。これで完了です。所要時間:約2分。
ステップ2:家族のGoogleアカウントに共有招待を送る
作ったカレンダーを、パートナーや一緒に管理したいメンバーに共有します。
カレンダーの設定→「特定のユーザーと共有」→相手のGmailアドレスを入力→権限を「予定の変更」にして送信。相手がメールのリンクをタップすれば、あとは自動的に同期されます。所要時間:約1分。
「うちの夫、Gmailアカウント持ってないかも」という声が聞こえてきそうですが、Androidスマホを使っているなら必ず持っています。iPhoneユーザーの場合は作ってもらうか、Googleカレンダーアプリ(無料)を入れてもらうだけでOKです。
ステップ3:子どもごとに「色」を分ける
これが地味にめちゃくちゃ重要です。予定を入れるとき、子どもA(長男)は青、子どもB(長女)はピンクというように色を決めておく。カレンダー上でパッと見たときに「この日は青が2個→長男の予定が2つある」と直感的にわかります。
子どもごとにカレンダーを作り分けると色が自動でつきます。慣れれば1件30秒で色分き入力できます。
リマインダーは「1個」じゃ足りない、「2個重ねる」のが正解
スケジュールを入れたのに忘れる——この原因は、リマインダーが1個しかないことです。1週間前に通知が来ても、当日には忘れていることがほとんど。かといって当日だけだと準備が間に合わない。だから、2段階で設定するのが正解です。
黄金パターン:「1週間前」と「当日8時」の組み合わせ
具体的にはこう設定します。予定を作る→通知を追加→「1週間前」→さらに通知を追加→「当日の午前8時」。これだけです。
1週間前に来た通知で「あ、来週発表会だ、衣装どこだっけ」と準備が始まり、当日の朝に「今日ピアノの発表会です」と改めてリマインドしてくれる。この組み合わせにしてから「うっかり忘れ」がほぼゼロになりました。元カスタマーサポートとして何百人ものユーザーをサポートしてきたけど、「リマインダー1個問題」は本当に多かった。
知ってる人だけ使ってる「場所リマインダー」という神機能
Androidユーザー向けになりますが、「場所リマインダー」という機能があります。「この場所を出発したら通知する」設定ができるので、たとえば職場を出るときに「今日は長男のサッカー練習!直接グラウンドへ!」と通知が来ます。
時刻リマインダーと組み合わせるとさらに強力です。「17時になったら」+「職場を出発したら」の2つをセットにしておくと、どちらか早いほうで通知が来るので取りこぼしがありません。設定は「通知」→「場所」→Googleマップで場所を指定するだけです。iPhoneの場合はAppleカレンダーの「到着時に通知」機能が同様の役割を果たせます。
毎週の習い事は「繰り返し」設定で入力を永久に終わらせる
「毎週土曜10時にサッカー」みたいな固定スケジュールを毎回手入力している人、います? それ、最初の1回だけ入力すれば終わりにできます。
予定を作るとき「繰り返さない」となっているドロップダウンを「毎週」に変えるだけ。さらに「毎週土曜と日曜」「毎月第2土曜」なども細かく設定できます。
習い事の「春季休講期間」など一時的に休む場合は、その日だけ予定を削除(「この予定だけ」を選択)すればOKです。シリーズ全体は残ったまま、その1回だけ消えます。
わたしがこれを知ったのは、カスタマーサポート時代に「毎週の薬の飲み忘れを防ぎたい」というお客様から教わったときです。使い方を教えているはずが逆に教わる、あの瞬間が一番好きでした。
元IT民でもハマった罠:「サイレントモード問題」には要注意
正直に言います。設定バッチリにしたのに2回リマインダーを見逃しました。原因を調べたら、スマホをサイレントモードにしていたせいで通知音が鳴らなかったのです。
Googleカレンダーの通知は「バナー表示」と「サウンド」の2種類があります。サイレントモード中はサウンドがオフになりますが、バナーは出ます。ただし画面を見ていないと気づきません。
解決策は2つ。①スマホの設定でGoogleカレンダーの通知を「サイレント時も鳴らす」に変更する(Androidの場合:設定→通知→Googleカレンダー→該当項目をオン)。②リマインダーの時間帯を、確実にスマホを見る時間(朝の通勤中、昼休みなど)に設定する。
どちらも5分以内で完了します。ここを見落とすと「完璧に設定したのに忘れた」が発生するので必ず確認してください。
もう少し手間をかけられる人への3つの上級テク
基本の設定が終わったら、次のステップとして試してほしいテクニックを3つ紹介します。どれも「設定に10分かけたら毎週5分節約できる」タイプです。
① Siri・Googleアシスタントで音声入力
「ヘイSiri、来週の土曜日に長男のサッカー大会を追加して」で予定が入ります。料理中や運転中でも入力できるので、思いついた瞬間に登録できます。
② ウィジェットで予定を「見える化」
ホーム画面にGoogleカレンダーのウィジェットを置くと、スマホを開いた瞬間に今日・明日の予定が目に入ります。カレンダーアプリを開く手間すら省けます。1週間表示のウィジェットにすると、習い事の密度が一目でわかってとても便利です。
③ 紙のお知らせをOCRで読み込む
学校や習い事から年間行事予定表が紙で配られることって多いですよね。GoogleフォトやGoogleレンズで写真を撮ると文字をテキストとして認識してくれるので、コピー&ペーストでカレンダーへ転記するだけ。手書きでも読み取り精度が高く、入力時間が大幅に減ります。
まとめ:今日の15分が毎週の「あ、忘れてた」をゼロにする
- Googleカレンダーに「家族用」カレンダーを作り、パートナーと共有する(所要5分)
- 子どもごとに色分けして、見た瞬間に誰の予定かわかる状態にする
- リマインダーは「1週間前」+「当日朝」の2段階セットを基本にする
- 毎週の習い事は「繰り返し」設定で入力を最初の1回だけにする
- スマホのサイレントモード問題を確認する(見落とし率が一番高いポイント)
- 余裕があれば音声入力・ウィジェット・OCR読み込みも活用する
全部やっても15〜20分の設定で終わります。でもこれをやった後は、「やばい、今日習い事だった!」という週に何度も来る地味なストレスが消えます。
「それ、まだ頭の中だけで管理してるんですか?」——わたしが元カスタマーサポートとして一番言いたかった言葉を最後に置いておきます。スマホはもっと使い倒していいんです。


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