「ただいまー!……あ、今日夕飯なに作ろう」
玄関でコートを脱ぎながら、頭の中は真っ白。冷蔵庫を開けてみたら賞味期限が怪しい豆腐と昨日の残りのカレーだけ。……はい、これ、私です。ほぼ毎日やってました。
仕事終わりで頭が疲れているとき、「夕飯どうしよう」を考えるのって本当にしんどくないですか?帰宅してから考えると選択肢が狭まってるし、疲れた脳みそでメニューを絞り出すのって地味に消耗するんですよね。結局コンビニか外食になって翌朝の自己嫌悪、という負のループ、心当たりありませんか?
「それ、電車を降りた瞬間に解決できますよ。」
iPhoneのショートカットアプリを使えば、最寄り駅を出た瞬間に自動で夕飯候補メモの通知が届く仕組みが作れます。設定時間は15分もかかりません。今日から使えます。
帰ってから考えるのをやめるだけで、夕飯の質が上がる
これ、時間の問題じゃなくて「考えるタイミング」の問題なんですよね。
帰宅してから考えると、もう選択肢が狭まってます。買い物に出直す体力はない、デリバリーは割高、冷蔵庫の中で組み合わせを考える余力もない。でも駅を出たタイミングで「今夜は豚のしょうが焼きにしよう」と決まっていたら?スーパーに寄るかどうかも即断できるし、帰宅後のスタートが全然違います。
問題は、仕事の疲れでそれを思い出せないこと。だからiPhoneに思い出させてもらえばいい。
ショートカットの「オートメーション」って何?
ショートカットアプリ、入ってますよね?最初から入ってる標準アプリです。多くの人がホーム画面の端っこに追いやったまま存在を忘れてるやつ。
このアプリのオートメーション機能が今回の主役です。一言で言うと「〇〇したら△△を自動でやってくれる」仕組み。代表的なトリガーはこんな感じです。
・時刻(毎日19時になったら、など)
・充電(充電につないだら)
・場所(特定の場所に到着したら/出発したら)
・アプリ(特定のアプリを開いたら)
今回使うのは「場所:出発」トリガーです。最寄り駅のエリアを出発したことを検知して、自動で通知を飛ばします。
時刻より「場所」のほうが便利な理由
毎日帰る時間がバラバラな人ほど、位置情報トリガーが刺さります。
時刻でアラームを設定すると、早退した日は帰宅後にアラームが鳴るし、残業した日は鳴り損ねる。でも「駅を出たら」なら、何時であっても確実にそのタイミングで通知が届きます。私みたいに退勤時間が読めない人間には、これが地味にありがたい。
設定ステップ①:最寄り駅を出たら通知が届くようにする
では実際に作っていきましょう。
iPhoneのショートカットアプリを開いて、画面下のタブから「オートメーション」を選択。右上の「+」をタップして「新規オートメーション」を開きます。
一覧の中から「場所」を選ぶと地図が出てくるので、最寄り駅の名前を検索して選択。エリアの広さはスライダーで調整できます。駅のホームや改札周辺が入るくらい、半径100〜200mあたりが使いやすいです(広くしすぎると近くのコンビニでも反応します。私はやらかしました)。
「到着」と「出発」の2択が出るので、「出発」を選択します。これで「その場所から離れたとき」がトリガーになります。
次の画面で「アクションを追加」→「通知を送信」を選択。通知テキストに「🍳 今夜の夕飯を決めよう!」など自分が刺さる一言を入れれば完成。ここまで約5分です。
設定ステップ②:夕飯の候補メモを通知に組み込む
アラートだけだと「何食べようかな……」をまた考えることになるので、候補メニューを一緒に表示させるのがミソです。
まず標準の「メモ」アプリに「今週の夕飯リスト」ノートを作って、こんなふうに書いておきます。
月:豚のしょうが焼き+冷奴
火:パスタ(冷凍ストックあり)
水:キーマカレー(作り置き解凍)
木:麻婆豆腐
金:好きなもの(外食OK日)
ショートカットのオートメーション設定に戻って、アクションをもう一つ追加。「メモを開く」で該当ノートを指定します。これで通知をタップした瞬間にそのメモが開く設定になります。
通知が来る → タップする → 今夜のメニューが確認できる。この3秒のフローができあがります。
週1回10分だけ書く運用が現実的
毎日メモを更新するのはしんどいので、週に1回まとめて書くスタイルが続きます。日曜の夜に翌週のメニューをざっくり書くだけ。完璧じゃなくていい、「豚系」「魚系」「麺類」くらいのカテゴリ感でも、帰宅後の思考は大幅に減ります。
私は日曜夜にスーパーのチラシをアプリでチェックしながら、売り特に合わせてメニューを決める習慣にしました。食費も週に1,500円くらい下がった実感があります。
2ヶ月使ってわかったリアルな話
よかったこと:帰宅後に「さて夕飯」と悩む時間が消えました。スーパーに寄るかどうかの判断が駅前でできるようになったので、無駄な回り道もなくなった。体感で、帰宅から夕飯完成まで20分くらい速くなっています。
注意点:iPhoneが常に位置情報を取得するので、バッテリーへの影響は正直あります。「常に許可」にしないとオートメーションが動かないケースがあるので割り切りが必要。気になる場合は充電習慣の見直しとセットで運用するのがおすすめです。
位置情報の精度は電波状況によって数十メートルズレることもあります。「駅から離れたのに通知が来ない」は数回ありました。誤差の範囲として受け入れています。
夕飯以外でも使えるオートメーションのアイデア
位置情報トリガー、応用の幅が広いので軽く紹介しておきます。
職場を出たら「明日のタスク確認」通知:退社時に翌日のToDoが届くので、「あ、あの準備してなかった」を翌朝に防げます。
スーパーに到着したら「買い物リスト」を開く:よく行くスーパーを登録しておくと、入店した瞬間にメモの買い物リストが自動で開きます。カゴを持ちながらスマホを操作する手間が消えます。
自宅に着いたら「充電リマインド」:帰ってすぐ充電しないと寝る前に電池切れ問題、あるある。到着通知でリマインドすると解決します。
「特定の場所にいる/いないタイミング」に何かアクションを結びつける発想、一度ハマるとあちこち使いたくなりますよ。
まとめ
今回の設定をまとめます:
・ショートカットアプリ → オートメーション → 新規 → 場所(最寄り駅)→ 出発
・アクション:「通知を送信」で一言メッセージ
・オプション:「メモを開く」で今週のメニューリストに直リンク
・週1回10分だけメニューを書いておく運用で完結
・エリアは半径100〜200mが使いやすい
帰宅後の「なに食べよう問題」は、考えるタイミングを前倒しするだけで8割解決します。iPhoneがそのタイミングを自動で作ってくれるなら、使わない手はない。
自称ズボラの私でも2ヶ月続いています。それが一番の証拠です。


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