「週末の午前中、気づいたらスーパーで2時間消えてた」という経験、ありませんか。
抱っこ紐で眠りかけた子どもを揺らしながら、夫と「今夜何にする?」「玉ねぎあったっけ?」をLINEで往復する、あのやつです。わたしも去年まで完全にそれをやっていました。1週間で2時間、1ヶ月で8時間、1年で96時間——丸々4日分の時間をスーパーの通路で過ごしていた計算になります。
元カスタマーサポートとして言わせてもらいますが、「手作業でできることをシステム化しないのは、バグです。」
今回は、ネットスーパーの定期便と都度注文を使い分けることで買い物時間をほぼゼロにする方法と、そのカギになるリスト管理術をまるっと解説します。
スーパーへの移動時間、ちゃんと計算したことありますか
「買い物」の時間って、スーパー内にいる時間だけじゃないですよね。
着替えて → 子どもに靴を履かせて → チャイルドシートに乗せて → 駐車場を探して → カートに乗せて → 店内をぐるぐる → レジ並んで → 袋詰めして → 帰宅して → 冷蔵庫に片づける。
この一連のフロー、全部含めると往復で平均1時間45分かかります(わたし調べ。でも体感的にほぼみなさん同じはず)。週1回やるとして年間91時間。乳幼児と一緒なら精神的疲労はその3倍です。さらに「買い忘れ」が発生すると、このフローがもう一回走る。最悪です。
ネットスーパーには「2つのモード」がある
ネットスーパーを使ったことがある人の多くが、こんなふうに使っています。「注文しなきゃと思って開いて、何買えばいいかわからなくて、30分かけてカートを埋めて、送料無料ラインに合わせるために余計なものを追加して、結果スーパーに行くのと大差ない疲弊感を味わう。」
これ、ネットスーパーをただの「オンラインスーパー」として使ってしまっているパターンです。使い方を間違えると、楽にならない。正しくは、2つのモードを分けて運用します。
モード①:定期便(固定ルーティン品を自動化)
毎週必ず消費するものを、考えなくても届く仕組みにします。牛乳、卵、豆腐、納豆、ヨーグルト、食パン。このあたりは「切れたら買う」ではなく、「届く日に消費が終わる量を計算して定期設定」にする。脳のリソースをまったく使いません。これが定期便モードの神髄です。
モード②:都度注文(その週の変動品をまとめて処理)
献立に合わせた肉・魚・野菜の鮮度もの、特売品、ストック切れに気づいたもの。こちらは週1回だけ注文日を決めて、スマホのメモにたまった買い物リストを一気に処理します。ポイントは「毎日開かない」こと。週1回しか開かないと決めるだけで、衝動買いが減ってむしろ節約になります。
「考える」コストを排除するリスト管理術
それ、まだLINEのメモやレシートの裏に書いてるんですか?
買い物の時短で一番大事なのは、「何を買うか考える時間を減らすこと」です。スーパーでの移動時間よりも、「あ、醤油きれてたかな」「鶏むね肉どうだったっけ」って考えている時間の方が積み重なるとでかい。
わたしがやっているのは、スマホのメモアプリに2つのリストを作るだけのシンプルな方法です。
固定リスト:定期便で届けてもらうものの一覧。月1回だけ見直す。
追加リスト:使い切ったとき・気づいたときにその場でメモする。週1回の都度注文でまとめて購入。
冷蔵庫の前に立って「あ、マヨネーズ切れた」と思ったとき、すかさず追加リストへメモ。料理中に「だしパックなくなりそう」と思ったら即メモ。このクセがつくと、注文のたびに冷蔵庫を全確認する棚卸し作業がなくなります。
定期便で固定する食材の選び方【3つの基準】
「なんでも定期便にすればいい」わけじゃないので、選び方の基準を共有します。
基準①:使用頻度が週1回以上あるもの
月1回しか使わない食材を定期設定すると、冷蔵庫が圧迫されます。牛乳・卵・ヨーグルト・豆腐など毎日使うものに絞りましょう。
基準②:鮮度で選ばなくていいもの
野菜の中でも、にんじん・玉ねぎ・じゃがいもは鮮度より量で選ぶので定期向き。逆に葉物野菜・魚・肉は都度注文モードに回します。
基準③:代替品がなく必ず買うもの
おむつ、粉ミルク、洗剤、シャンプー。これは「買い忘れると詰む」系なので定期便の鉄板。おむつはサイズアップのタイミングで定期設定を更新するだけでいいので、一度設定してしまえばほぼノータッチです。
わたしの定期便リストを大公開
参考までに、現在わたしが定期で届けてもらっているものを公開します。
毎週届くもの
牛乳1L×2本 / 卵Lサイズ10個 / 絹豆腐2丁 / 納豆3パック / プレーンヨーグルト1個 / 食パン1斤
隔週届くもの
にんじん1袋 / 玉ねぎ1袋 / じゃがいも1袋 / キャベツ1玉(または白菜)
月1〜2回届くもの(消耗品)
おむつ / 洗濯洗剤 / 台所洗剤 / シャンプー・コンディショナー
この定期便リストの構築にかかった時間は最初の約30分だけ。それ以降は月1回の見直しに10分程度。あとはほぼ何もしていません。
最初の30分を惜しむと、1年間で91時間を失う
「設定が面倒くさそう」という声をよく聞きます。でも、考えてみてください。最初の30分を惜しんで年間91時間を使い続けるのと、今日30分使って来年から91時間を取り戻すのと、どっちがズボラですか。
ITサポートで学んだ一番大事なことは、「設定ミスより、設定しないことの方がコストが高い」ということです。
最初にやることはシンプルです。①使っているネットスーパーの定期便サービスを確認する(Oisix、生協、Amazon定期おトク便、各スーパーのネット注文など各社対応状況は異なります)。②毎週必ず買うものをスマホメモに書き出す(5分)。③定期設定に登録する(20分)。④週1回の都度注文日を曜日で固定する(1分)。以上です。
なお、複数のネットスーパーを掛け持ちするのは慣れてからにしてください。送料無料ラインの管理が複数になると、それだけで思考リソースを食います。
まとめ:今日から買い物時間をゼロに近づける3ステップ
買い物の時短は、気合いや根性では解決しません。仕組みを変えるだけです。
- 定期便モードで固定品を自動化:毎週必ず使うもの(牛乳・卵・おむつ・洗剤)は定期設定に入れて、考えるのをやめる
- 都度注文モードで鮮度ものを週1処理:肉・魚・葉野菜はその週の献立に合わせて、週1回だけ注文する日を決める
- 追加リストをリアルタイムで育てる:使い切ったら即スマホにメモ。注文のたびに冷蔵庫を棚卸しする時間をなくす
この3つを実装するのに必要な時間は今日の30分だけ。来週末、子どもとスーパーの駐車場をグルグルする代わりに、その時間で公園に行けます。
ちなみに、「何を作るか考えるのも面倒」という場合は、ミールキット系サービスとの組み合わせが効きます。定期便で食材を確保しつつ、週2〜3食分だけミールキットを使うと、献立を考えるコストもぐっと下がりますよ。


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