先週の会議、全部必要でしたか?
わたしは数えてみたことがあるんですよ、「この会議いる?」ってやつを。3日分のカレンダーを眺めて、「これ、メールで済む」「これ、Slackで解決できた」が全体の4割くらいあって、ちょっと笑いました。笑えなかったけど。
元ITカスタマーサポートのわたし(自称ズボラの天才)から言わせると、会議の無駄ってほぼ全部「準備ゼロで集まってるから」なんです。それ、まだやってるんですか?ってなりますよね。で、その準備を5分で終わらせる方法が、アジェンダ事前共有です。
今回は、わたしが実際に試して週3時間以上を取り戻した方法と、そのままコピーして使えるテンプレートをセットでお届けします。
「確認だけなんですが…」が会議を静かに殺している
リモートワークあるあるなんですけど、「ちょっと確認だけしたくて30分もらえますか?」って会議、週に何個ありますか。
わたしの場合、最高記録で週に6個ありました。30分×6で3時間。しかも「確認だけ」なのに毎回脱線して、結果45分とか1時間になる。そして何も決まらない。
この「確認だけ会議」の正体は、事前に「何を確認するか」が共有されていないことです。参加者が当日まで何も考えてこない。主催者も当日にならないと整理できていない。だから冒頭の5〜10分は「えっと今日は何でしたっけ」という確認の時間になる。
30分の会議でそれをやると、実質20分しか使えません。チームに4人いれば、4人×10分=40分の無駄。週3回やれば2時間吹っ飛びます。これ、わりと普通に起きてますよね。
リモートだと「当日考える文化」がさらに加速する
対面オフィスなら、廊下でちょっと話したり、会議室に集まりながら「今日ってこれこれだよね」って自然に整理されることがある。でもリモートは、Zoomに入るまでその話ができない。
結果、画面が開いた瞬間から「えっと、今日は何を…」がスタートするんです。これを(わたしが勝手にそう呼んでるだけですが)「ゼロ秒立ち上がり問題」と言います。
解決策は単純で、会議前に「今日はこれを決めます」「これを確認します」「これは持ち越しです」を書いて送るだけ。それだけで会議の冒頭10分が削れます。週3回の会議なら、月だけで1時間以上のリターン。
実際にやってみたら変わった3つのこと
「アジェンダ事前共有、面倒くさそう」って思いますよね。わかります。でも1回やると逆に楽になるんで、3つだけ実体験を話させてください。
当日の「えっと…」が冒頭から消えた
事前にアジェンダを送ると、参加者が会議前に考えてきます。当然ですけど。なので開始30秒で本題に入れる。前は「えっと、今日ってこれでしたっけ確認で…」に平均で7〜8分使ってたのが、ゼロになりました。
30分の会議が体感22分で終わる感じ。月4回の会議なら32分の節約。小さいようで、年間6時間以上です。
断れる会議が増えた
これ、副次効果なんですけど地味にでかい。アジェンダが事前に届くと「これ、わたしが出る必要あるかな」って判断できるようになります。
逆に言うと、アジェンダなしで「30分ください」はほぼ断れない。何のための30分かわからないから断る根拠もない。アジェンダが届いていれば「この決定には関係ないので議事録だけ確認します」が言えるようになります。これ、実際にやり始めてから月5〜6時間の余裕が生まれました。
「で、結局どうなったの?」がなくなった
アジェンダに「決めること」を書いておくと、その項目を終わらせるまでみんなが帰れない(いい意味で)。「今日の目的はこの3点を決めることです」が共有されていると、脱線したときに「それは今日の議題ですか?」って誰かが言いやすくなる。
わたしのチームでこれをやり始めてから、「結論が出ないまま終わる会議」がほぼなくなりました。
5分で作れるアジェンダテンプレート、そのままコピーしてください
ここが本題です。難しく考えなくていいです。以下の5項目を埋めるだけ。
テンプレートの項目
【会議名】◯◯に関する確認
【日時・場所】◯月◯日 14:00〜14:30 / Zoomリンク
【参加者】◯◯さん、△△さん(オブザーバー:◇◇さん)
【今日のゴール】◯◯の方向性を決定する(一文で書く)
【アジェンダ】
1. ◯◯の現状共有(5分)
2. 選択肢の比較(10分)
3. 方向性の決定(10分)
4. 次回アクションの確認(5分)
【事前確認事項】◯◯の資料は事前にご確認ください(リンク)
【持ち越し予定】◯◯については今回スコープ外
これだけです。Slackのテキストに貼り付けて送るだけなので、慣れると3分かかりません。
「今日のゴール」を1文で書くのがすべてのカギ
「◯◯について話し合う」はダメです。それ目的じゃなくてただの行動ですから。「◯◯のAかBかを決定する」「◯◯の問題の原因を特定する」みたいに、「何が決まれば終わりか」を書いてください。
これがないと、会議が永遠に終わりません。今日のゴールがあるから「ゴールに達した → 解散」ができる。
送るタイミングは「24時間前」、最低でも「1時間前」
アジェンダを送っても読まれなかったら意味がない、という声、聞きます。なので送り方にも工夫がいります。
わたしのおすすめはシンプルで、理想は24時間前にSlackとカレンダー招待メモの両方に貼ること。最低ラインは1時間前(それ以降は読んでこない人が増えます)。
Googleカレンダーの「説明欄」にアジェンダを書いておくのが一番ラクです。招待した段階で届いてるから、参加者が自分のペースで確認できる。わたしはこれをテンプレ化して、会議招待を送る=アジェンダも込み、を習慣にしています。
「既読スルー防止」には、送るときに一言添えるのが効果的です。「◯◯について決定できれば30分で終わります」とか「事前に◯◯の資料だけ見ておいてください(3分で読めます)」みたいな。参加者が「読む価値あるな」と思える文脈を一行で添えるだけで開封率が上がります。
ついでにやっておきたい「会議を縮める」もう3つのワザ
アジェンダ共有と組み合わせると効果が上がる方法も、せっかくなので。
デフォルト会議時間を30分→25分に変える
Googleカレンダーの「設定→イベントの設定→短い会議」をオンにすると、30分会議が自動で25分になります。5分の余白ができるので次の会議に頭を切り替えられる。地味に精神的余裕が全然違います。
冒頭2分で「今日の範囲外」を声に出す
アジェンダの「持ち越し予定」欄が活きる場面です。「今日は◯◯については話しません」と最初に宣言するだけで、脱線が激減します。
議事録は会議中にリアルタイムで書く
終わってから書こうとすると記憶が薄れるし時間もかかる。会議のメモ欄を最初から共有して、全員が見える状態でリアルタイム入力するだけで、終了後に「結果を教えてください」の連絡が来なくなります。
まとめ:週3時間は、5分の準備で取り戻せる
長々書きましたが、やることはシンプルです。
- 会議前に5項目のアジェンダを埋めてSlackとカレンダーに貼る
- 「今日のゴール」は「何が決まれば終わりか」で一文書く
- 送るのは24時間前(最低1時間前)
- デフォルト会議時間をGoogleカレンダーで25分に設定する
- 冒頭2分で「今日の範囲外」を宣言して脱線を防ぐ
わたしがこれを始めてから、週の会議時間が平均で3.2時間削れました。月12時間、年間144時間です。その時間で何をやっているかというと、仕事してないです(そこが大事)。
「会議が多くて仕事できない」は、準備不足のサインかもしれません。5分のアジェンダで、会議を「消費する時間」から「使える時間」に変えてみてください。


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