「6,241枚」
先月、スマホのストレージ警告が出て写真フォルダを開いたら、この数字が目に飛び込んできました。子どもが生まれてから3年、毎日カシャカシャ撮り続けた結果です。
「整理しなきゃ」と思い始めてもう2年。でも6000枚を前にして何もできていない。それ、まだ手作業でやろうとしてるんですか?
3時間かけて40枚しか消せなかった話
去年の年末、「今年こそ整理する!」と意気込んで気合いを入れたことがあります。スクロールして、見て、悩んで、削除して、アルバムに入れて……。
結果:消えた写真 約40枚。残った写真 6,200枚以上。費やした時間 3時間。達成感 ゼロ。
そのとき気づいたんです。「写真整理が続かないのは、やる気の問題じゃない。仕組みの問題だ」って。
人間がやるべき判断と、機械に任せるべき作業がある
元ITカスサポ歴5年の私が口を酸っぱくして言ってきたことがあります。「人間がやるべき判断と、ツールがやるべき作業を混同するな」。
写真整理で言えば、「これは大事な1枚か」を判断するのは人間の仕事。でも「日付ごとに分ける」「似た顔の写真をまとめる」「ブレた写真を候補として出す」は、ツールに全部丸投げできます。2年間そこをごちゃ混ぜにしていたのが、私の敗因でした。
Googleフォト、「ただのクラウド置き場」だと思ってませんか?
Googleフォトが自動でやってくれることを、ちゃんと把握していますか? 意外と知られていない機能が3つあります。
① メモリー機能:勝手にアルバムを作ってくれる
Googleフォトを開くと「1年前の今日」「〇〇ちゃんのお誕生日」みたいな通知が届くことがありますよね。あれ、ただの演出じゃなくて立派な「自動アルバム候補」なんです。
Googleフォトは撮影日・場所・顔・テーマ(海、誕生日、食事など)を自動認識して、アルバムの候補を裏側でどんどん作ってくれています。「作成する」ボタンを押すだけで、3秒でアルバム完成。写真を1枚も選ばなくていい。
② フェイスグルーピング:顔で自動仕分け
Googleフォトの設定から「フェイスグルーピング」をオンにすると、人物ごとに写真が自動分類されます。子どもAの写真、子どもBの写真、おじいちゃんの写真……と顔で仕分けてくれるので、「この子の写真だけまとめて祖父母に送りたい」というときに一発で取り出せます。
設定場所:Googleフォト → 右上アカウントアイコン → 「フォトの設定」→「グルーピングと共有設定」
③ 重複候補の自動検出
バースト撮影で量産した「ほぼ同じ写真」や、LINEで送ってもらって保存した重複写真を候補として出してくれます。Googleフォトのライブラリ → 「ユーティリティ」→「重複アイテムを管理」から確認できます。これだけで私は2回で400枚以上消せました。
月1・15分で終わる整理ルーティンの全手順
前置きが長くなりました。本題です。毎月1回だけ15分使うルーティンを紹介します。「毎日ちょっとずつ」より「月1で集中して終わる」のほうが絶対に続きます。
ステップ1:重複・ブレ写真の削除(約3分)
Googleフォトの「ユーティリティ」から重複候補をチェックして削除。次に、検索バーに「ぼやけた写真」と日本語で入力すると、Googleがピンぼけ写真の候補を出してくれます。全選択して削除。
コツは完璧を求めないこと。「明らかに要らないもの」だけ消す。迷ったら残す。この3分に全集中しない。
ステップ2:自動アルバムにタイトルだけ付ける(約5分)
「メモリー」タブを開いて、Googleが提案しているアルバム候補を確認します。「これいいな」と思ったものだけ「作成」してタイトルを付けるだけ。写真の選別はしなくていいです。Googleが選んでくれたものをそのまま採用でOK。
月1なら5〜10個くらいの候補が溜まっているはず。全部採用しなくて大丈夫。気に入ったもの3〜4個をサクッと保存するだけで「整理した感」が出ます。
ステップ3:お気に入り写真を1〜3枚だけ選ぶ(約5分)
今月撮った写真の中から「これはベストショット」という1枚を選んで、ハートマーク(お気に入り)を付けておく。これで「お気に入り」アルバムに年間ベストフォトが自動で積み上がっていきます。
年末に「お気に入り」を開けば、その年のハイライトがもう完成している状態。フォトブック作成にも年賀状の写真選びにも、そのまま使えます。
ステップ4:翌月のリマインダーを今すぐ設定(約2分)
これが一番大事です。Googleカレンダーかスマホのリマインダーアプリで、来月の同じ日時に「写真整理15分」のアラームを設定する。今すぐ、この記事を読みながら設定してください。
「次の週末にやろう」は机上の空論です。カレンダーに入れていない予定は存在しない。これ、エンジニアの世界でも言われている真理です。
「月1で済む」状態を維持するための日頃の設定
ルーティンを月1で完結させるためには、普段の設定が重要です。3つだけ確認してください。
自動バックアップは常にオン:撮ったそばからクラウドに保存されるようにしておく。iPhoneなら「モバイルデータ通信でのバックアップ」もオンにしておくと、帰宅後に大量バックアップが溜まる現象を防げます。
月1で「デバイスの空き容量を増やす」を実行:ステップ1のあと、Googleフォトのユーティリティから「デバイスの空き容量を増やす」を実行。バックアップ済みの写真を端末から削除してストレージを確保できます。これをやるだけでスマホが軽くなります。
スクリーンショットをバックアップ対象から外す:Androidならスクショフォルダをバックアップ対象から除外できます。スクショは基本使い捨てなので、写真フォルダに混ざらないようにするだけで検索ノイズが激減します。
おまけ:祖父母への写真共有も半自動化できる
「月1整理」が軌道に乗ったら、次は共有の自動化もおすすめです。Googleフォトの「共有アルバム」に祖父母を招待しておくと、アルバムに写真を追加するたびに向こうのスマホに通知が届きます。
「子どもの写真を定期的に送らなきゃ」というタスクが、アルバム追加の副産物に変わります。毎月のルーティンでアルバムを1つ作るだけで、祖父母への報告も完了。一石二鳥どころか一石三鳥です。
まとめ
「写真整理はいつかやる」が「月1・15分でOK」に変わります。
- Googleフォトの自動機能(メモリー・フェイスグルーピング・重複検出)を先に設定しておく
- 月1ルーティンは4ステップ:重複削除(3分)→自動アルバム採用(5分)→ベストショット選定(5分)→翌月リマインダー設定(2分)
- 「デバイスの空き容量を増やす」とスクショ隔離で、月1で済む状態を維持する
- 共有アルバムを使えば祖父母への写真共有も同時に完了する
- 今日やることは1つだけ:来月のリマインダーをカレンダーに入れること
6,241枚の私が言えることは一つ。「やる気」じゃなくて「仕組み」です。それ、まだ手作業でやってるんですか?


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