それ、まだ手作業でやってるんですか?
会議が終わって席に戻ったら、走り書きのメモが自分でも読めない。スーパーに着いてスマホを開いたら、買い物リストが冷蔵庫に貼ったままだった。
……これ、完全にあるあるですよね。
自己紹介させてください。ミズキです。元ITカスタマーサポート、現在は自称ズボラの天才として生きています。人生のテーマは「いかに楽するか」です。
カスサポ時代、毎日100件以上の問い合わせをさばきながら、私が一番驚いたことがあります。それは、スマホを当たり前のように使っている人が、音声入力をまったく使っていないこと。設定不要・無料・今すぐ使える機能が、スマホに最初から入っているのに。
私がこれに本気で向き合ったのは、前職の最終日でした。「退職のご挨拶メールを打ちながら同時に引き継ぎメモを書く」という地獄のマルチタスクを前に、とにかく口で喋ってテキスト化することにしたんです。
結果、30分かかると思っていた作業が12分で終わりました。
それ以来、私の生活から「キーボード打つの疲れた」という悩みがほぼ消えました。今日はその話をします。
えっ、まだキーボードで全部打ってるんですか
まず最初に確認したいのですが、「音声入力=SiriやGoogleアシスタントに話しかけること」だと思っていませんか?
違います。それは「AIアシスタントに命令する」機能です。今回の話はもっとシンプル。キーボードのマイクボタンを押して、テキストエリアに向かって話すだけです。
iPhoneなら日本語キーボードを出したときの左下にマイクマーク。Androidは機種によりますが、キーボード上部か右下あたりにあります。Google日本語入力(Gboard)を使っているなら左上のマイクアイコンです。
このボタンを押して、普通に話すだけ。話した言葉がリアルタイムで文字に変換されます。アプリのインストール不要、アカウント登録不要、設定変更不要。
ちなみに句読点は「まる」「てん」と声に出せば入ります。改行したいときは「かいぎょう」で入るアプリもあります。最初の1〜2回でコツをつかめます。
「会議後3秒」の議事録メモを実現する具体的な流れ
正直に言うと、会議中にリアルタイムで音声入力するのはおすすめしません。周りがうるさかったり、自分が発言しながら録音するのは難しかったりするからです。
私が実際にやっている流れはこれです。
会議中:キーワードだけ紙にメモ
承認事項・担当者名・期日・次のアクション、この4つのキーワードだけを殴り書きします。文章にしようとしない。固有名詞と数字だけ押さえれば十分です。
会議直後:廊下を歩きながら30秒で録音
スマホのメモアプリを開いて(私はGoogleドキュメントを使っています)、マイクボタンをオン。さっきのキーワードを見ながら、普通に話します。
「今日の会議まとめ。まる。新ロゴデザインの採用が承認されました。まる。担当は田中さんで、期日は6月末です。まる。次回の会議は来週木曜、午後2時からです。まる。」
これだけで完成します。話す時間は約20秒。入力される時間は同時進行なのでトータルは20秒。清書や見直しを含めても1分以内に終わります。
そのままSlackに貼る
できあがったテキストをコピーして、チームのSlackチャンネルに貼るだけ。「議事録送っておきました」の一言で完結します。
手書きのメモをPCで清書して、体裁を整えて、送信……という作業が完全になくなります。
保存先のおすすめ
音声入力したテキストをどこに保存するかは、用途によって変えています。
- Googleドキュメント:PCで続きを編集したいとき。共有機能も使いやすい
- Notion:会議ごとにページを作っておくと後から検索が楽。私はこっちがメイン
- iPhoneの標準メモアプリ:とにかく速さ優先のとき。ロック解除不要で開ける
複雑なツールは不要です。「音声で入力 → どこかに貼る」この2ステップだけです。
買い物リストは「冷蔵庫の前で10秒しゃべる」だけでいい
これが日常で一番使える音声入力の使い方です。難しいことはひとつもありません。
冷蔵庫を開けながら「卵、牛乳、ブロッコリー2個、豆腐、ポン酢、あとそうめん」と話す。それで完成です。タイピング時間ゼロ。移動ゼロ。リスト化にかかる時間は発話の10秒だけ。
私が使っているのはGoogleKeepです。無料で使えて、家族との共有機能があります。夫婦や親子でリストを共有しておくと、相手がスーパーにいるときに「あ、シャンプーも追加して」とリアルタイムで書き込めます。
家族共有リストの設定は3分で終わる
GoogleKeepを開く → 右上の「…」メニュー → 「コラボレーター」 → 家族のGメールアドレスを入力。これだけです。設定は一度やれば終わり。
「あれ、何か忘れてたっけ」でスーパーの中を2周する習慣が消えます。私の体感では週に10〜15分は取り戻している計算です。月にすると1時間。年間12時間。バカにならない数字です。
「聞き間違えが心配」な人へ:カスサポ時代に学んだ現実
音声入力を勧めると必ず来る質問が「精度はどうですか?間違えませんか?」です。
答えは正直に言います。間違えます。ただし、2025年現在の精度は数年前と比べ物にならないくらい上がっています。静かな場所でゆっくり話せば、誤認識は体感で5〜10%以下です。
カスサポ時代に「音声入力うまくいかない」という問い合わせを何十件も受けました。原因の8割はこの3つでした。
- 早口で話しすぎ:句読点のタイミングで0.5秒止まるだけで認識率が上がります
- ノイズが多い場所で使っている:駅ホームや工事現場のそばは不利。静かな場所に移動してから使う
- 固有名詞や専門用語:これは間違えやすいので後から手で直す前提でOK
「文章の8割が正確なら十分」という考え方をおすすめします。残り2割を手直しするコストより、8割を手入力するコストのほうが圧倒的に大きいので。
慣れてきたら試したい:もう一段階ラクになるTIPS
音声入力に慣れてきたら、こんな使い方も試してみてください。
iPhoneのショートカットアプリで「議事録モード」を作る
iPhoneに標準搭載されている「ショートカット」アプリを使うと、「音声入力した内容をNotionの特定ページに自動追記する」「今日の日付のファイル名で自動保存する」といった流れをボタン1つで実行できます。
設定は30分ほどかかりますが、一度作れば毎回の操作が1タップになります。余裕が出てきたら挑戦してみてください。
AndroidはGoogleアシスタントと組み合わせる
「OK Google、メモして。今日の会議で承認されたのは新デザイン採用、担当は田中さん」と話しかけると、GoogleKeepに自動保存されます。スマホを取り出さなくてもいいので、荷物を持っているときに特に便利です。
音声入力 × 文字起こしアプリのハイブリッド
長い会議(30分以上)なら、NotionやドキュメントアプリにはなくUDトークやNottaなど文字起こし専用アプリが向いています。スマホを机に置いておくだけで全発言を自動記録します。ただし用途に合わせて使い分けが大事で、ちょっとしたメモなら音声入力で十分です。
まとめ:今日から変えられること
- スマホの音声入力はキーボードのマイクボタンを押すだけ。設定もアプリも不要
- 会議後に廊下で20秒話すだけで、議事録の下地が完成する
- 冷蔵庫の前で食材を読み上げれば、10秒で買い物リストができる
- 精度が不安なら「ゆっくり・静かな場所・固有名詞は後で直す」の3点セット
- 慣れてきたらショートカットアプリやGoogleアシスタントとの連携で自動化も可能
- 家族との買い物リスト共有はGoogleKeepのコラボレーター設定3分でできる
「AI音声入力って設定とかアプリとか大変そう」と思っていた人に伝えたいのはこれだけです。
マイクボタンと、話す5秒。それだけです。
まだキーボードで全部打ってるんですか?今日の帰り道にでも、一度試してみてください。思っていたより拍子抜けするくらい簡単なので。


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